導入事例紹介

 

 

本日は、『WinActor』を導入した日東通信機株式会社の、代表取締役社長 横山 隆弘様、製造部 生産計画グループ 鈴木 様、望木 様、佐藤 様に、導入までの経緯や、導入するにあたってのお話を伺いました。

聞き手:インターネットウェア株式会社 RPAビジネス部 德留 夢摘
インタビュー日:2020年11月6日

― WinActor をどこで知りましたか?
インターネットウェア社に、取り扱い製品としてご紹介いただきました。
単純作業の自動化を実現できる「RPA」自体は知っていましたが、具体的な検討には至っていない状況だったこともあり、ご紹介頂いたWinActorに非常に興味を持ちました。
― WinActor を導入しようと考えた決め手を教えてください。(背景と課題)
ストック部品の在庫集計では、集計結果が出るまでに相当の時間がかかり、毎日は集計できていない状況でした。集計時間の短縮と、毎日集計結果を出して、問題の早期把握を行いたい、という課題抱えていた最中、インターネットウェア社にWinActorをご紹介いただきました。
手作業での代替手段としてRPAに注目していましたが、WinActorは国産RPA製品として広く普及しており、また事例等も豊富と感じましたので、今回導入するに至りました。
― WinActorをどんな業務に使用していますか?また、改善された点を教えてください。
各福島工場では、ストック部品の在庫集計と、モニタリングポスト(※)の稼働状況確認にWinActorを活用しています。

ストック部品の在庫集計では、部品発注データを毎朝更新し、最大1年後までの在庫集計を行っています。従来はExcelで手作業集計していたところを、WinActorで自動化することにより、29時間かかっていた作業を40分にまで短縮することができました。
さらに、タスクスケジューラーと組み合わせて毎朝決まった時間に集計出来るようになり、その後の発注作業などが円滑に進むようになりました。

また、弊社ではモニタリングポストのメンテナンス作業を行っていますが、こちらでもWinActorを活用しています。
福島県 約3,500箇所のモニタリングポストのうち250箇所が弊社の担当です。WEBサイト上で担当の250箇所を絞り込む作業から、メンテナンス作業量の資料作成までを自動化しています。
これまでこの作業に毎日1時間掛かっていましたが、今では1~2分で完了します。自動化によって出社前に完了しているので、すぐに作業に取りかかれるようになりました。
メンテナンス対象のモニタリングポストの優先順位が一目でわかり、また、その周辺にあるモニタリングポストのメンテナンスについて提案することも出来るようになりました。
(※)モニタリングポストとは:
放射線を定期的に、または連続的に監視測定することをモニタリングといい、原子力発電所等の周辺でモニタリングを行うために設置された装置をモニタリングポストといいます。
― WinActor の導入のしやすさ、利用した感想について教えてください。
ライブラリを組み合わせて処理を構成するのは、プログラミング未経験者にもわかりやすいと感じました。
― WinActor を導入するにあたって苦労した点はありますか?
元々、Excelマクロなどのプログラミング経験があり、テキストエディタでプログラムを書くことに慣れていたこともあって、ライブラリを組み合わせてシナリオを構成する仕様は、当初は戸惑いもありました。
― WinActor への要望と今後の展開があれば教えて下さい。
現在はWinActor Ver6.2で運用を行っていますが、最新のVer7.1から導入された「WinActor ScenarioScript」を試してみたいと思います。先ほども申し上げたとおり、テキストエディタでプログラミングを組むことに慣れているため、よりWinActorの活用出来る領域が広がるのではと思っています。
今後の展開としては、社内で運用している工数管理の日報データ整理を検討中です。少量多品種の生産ということもあり、工数を管理する日報データの件数が多くなりがちなので、この整理をWinActorで効率化していければと考えています。
― 代表取締役社長 横山 隆弘様、製造部 生産計画グループ 鈴木 様、望木 様、佐藤 様、インタビューへのご協力、ありがとうございました。
 
会社情報

日東通信機株式会社

創立
1952年(昭和27年)
代表者
代表取締役 横山 隆弘
資本金
5,000万円
従業員数
114名
本社所在地
東京都世田谷区上用賀五丁目12番11号
ウェブサイト
https://www.nittotsushinki.co.jp/

※2020年12月時点

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